仕事・人について

私は農学部でしたが、化学系の研究室に所属していました。ものを作るのが好きだったので、メーカーの研究職希望で就職活動していたときに当社に出会いました。

入社後3年間は着色材部門、その後現在まで貿易部門（工場勤務）に所属しています。着色材部門では海外向けの製品開発に従事し、主に品質管理やクレーム対応を担当。貿易部門に異動してからも、新製品開発や品質管理を担当しています。

着色材部門では基本的に技術系の方々とのやり取りが多く、貿易部門では購買部門や、営業部門の方と仕事をすることが多くなっています。現在の貿易部門は、大まかに本社機能と工場機能が分かれていますので、顧客情報を踏まえた本社側の依頼を工場の品質管理部門や物流部門に橋渡しする業務が多いですね。
習得した英語を駆使して、海外のお客様と直接メール等でやりとりする機会も増えています。海外とのやりとりは文化・風習の違いもあり、簡単ではないですが、その分遣り甲斐も感じています。

海外向けの初期流動中の品質クレーム対応が想い出深いですね。ここまでうまく行かないと製品が立ち上がらないという状況で、上司と相談しながら品質を合わせこむための工程の開発に注力し、無事に製品は採用となりました。当時行った改良はその後他製品にも適用されることとなり、部門の製品品質の全体的な底上げに寄与できました。その時の努力が評価され、改善提案という形で表彰を受けたのはうれしかったです。

着色材製品の品質安定化、海外向け製品の立ち上げ、機器の導入（クリーンルーム加湿器・エバポレーター・HPLC）、貿易部門での技術部門の立て直しなど。

新製品を立ち上げる！
そのためにもまた海外出張に行きたいです。
韓国、中国に出張した経験があります。次は他の国、例えば台湾、タイ等に出張に行って、お客様の生の声を聞いた上で新製品上市に貢献したいです。

2011年、東日本大震災があった年の就活組です。研究開発部門において、大学で学んだ知識や、研究室で培った分析力を発揮し、更なる機能性顔料の開発を行いたいと志望しました。そして、色彩化学を通して生活を豊かにするという理念と、特殊な顔料開発をいち早く行い大きなシェアを獲得したという点に、優れた研究開発の存在を感じて入社しました。

着色材部門・開発課にて開発業務に携わっており、テーマに基づいたサンプル作製および顧客対応、技術営業を行っています。

新製品の工場試作の時は他部署のメンバーに協力していただいて力を結集します。

お客様の要求レベルがいつも以上に厳しい時がありました。どんなにやりようがなくてもそれでは通用しないので、あの時は全神経を集中して対応しましたね。

当部署では自ら開発した新製品を自らの手で拡販できるという面白味があります。お客様のニ－ズに沿って、開発した新製品を立ち上げ、それが最終的にスマホの一部となりました。現物を見たときは大感激しました。

私たちが開発・営業している着色材（カーボン分散液）は最終的にスマホやパソコン、テレビ等の液晶パネルに用いられます。最先端技術の一翼を担っているとの自負がありますが、その分お客様からの要求事項も多く大変である一方、とても遣り甲斐のある仕事と感じています。今後は私たちが培った技術や知識を活かし、新規分野への進出を目標としています。